塗装に必要なもの

ヘルメットを購入して、自分好みの色に変えたり、傷ついて目立ったところを隠したりするために塗装する人が多いことでしょう。
塗装には塗料だけではなく、さまざまなものが必要になります。
塗料をはじめ、マスキングテープ・耐水ペーパー・仕上げ用クリアー・塗料希釈用シンナーを準備してください。

マスキングテープは幅の広さが異なる2つを用意し、塗料は下地用も用意しておきましょう。
塗料はラッカー製もしくはウレタン製のどちらでもいいですが、仕上げ用クリアーはウレタン製がおすすめです。

耐水ペーパーは粗さが#320~1,500辺りがちょうどよく、どれもホームセンターで揃うアイテムになります。
塗料はコンプレッサーまたはスプレーガンが無い場合、スプレータイプを使用してください。

塗装前の手順

塗装の手順はとても簡単で、準備をすればすぐに終わります。
まずは塗装をする準備として、ヘルメットの汚れは取っておきましょう。
こびりついたものが付いていて塗装終わりにポロっと落ちてしまうと、塗装できていない部分が出てしまいます。
汚れを落とすときは濡れ布巾でふき、乾くまでまちましょう。

他にもヘルメットにパーツをつけている場合は取り外し、塗装しやすいようにしてください。
例えばシールドは取り外し、塗装をしやすい状態にしましょう。

次に粗めの耐水ペーパーでヘルメットに細かな傷を付け、塗料が付きやすいようにします。
このときシールドを外してしまった箇所はヘルメット内部に塗料がかかってしまうため、マスキングテープで隠してください。

塗装時の手順

マスキングをしたら下地を塗る作業で、傷ついた箇所に塗布します。
下地をすることで傷が埋まるだけではなく、次の塗料が付きやすくなるのが特徴です。
下地を塗布したら時間を置き、耐水ペーパーでより細かなもので磨きましょう。
ここまでできたら本題である塗装をし、まんべんなく吹きかけてください。

近すぎず離れすぎず、適度な距離で吹きかけるのがポイントです。
塗布が終わったら乾くまで待ち、より細かな耐水ペーパーを使用します。
細かくするとヘルメットが滑らかになり、色もしっかりついてきれいです。

耐水ペーパーの使用後は仕上げ用クリアーを吹き付け、光沢を出します。
できれば複数回ペーパーと塗装を繰り返し、色をしっかり付けるのがおすすめです。
最後はヘルメット内部に塗料がいかないように防いだマスキングテープを剥がし、外したパーツを取り付ければ完成になります。

注意点

ヘルメットの塗装における注意点として、忍耐力が必要になります。
塗装において技術力は大きなポイントではなく、塗料を吹きかけて耐水ペーパーで擦る作業を複数回繰り返さなければなりません。

耐水ペーパーは細かい方がヘルメットがきれいになり、#1,000以上の粗目が欲しい所です。
いきなり細かいペーパーを使ってしまうと効果が得られないため、徐々に細かなぺーパーに替えてください。
特に傷をつける足付け作業は必要不可欠で、忘れないようにしましょう。